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Surlyの取り扱いを始めます!

2023年11月よりSURLYの取り扱いを開始します。以前といっても10年ほど前にも取り扱いをしていたのですが、今月より心機一転、SURLYの販売を開始します。

Surlyについてご存知の方は多いかとは思いますが、初めての方に向けて少しブランドの紹介をしておきます。Surlyはアメリカ・ミネソタ州ミネアポリスに拠点を置くブランドで、クオリティ・バイシクル・プロダクツ(QBP)のもとで1998年に誕生しました。初代代表はウェイクマン・メイシー(Wakeman Massie)。その後、ミネアポリスの小さな自転車店で働いてたデイブ・グレイがQBPに転職後、2代目の代表として就任しています。

詳しい資料が手元に残っていないので、2010年までSurlyのマーケティング・マネジャーであったアンディー・コーソン(Andy Corson)のインタビュー記事を手がかりにSurlyの歴史を辿っていきたいと思います。(原文はこちら:https://www.phoresia.org/phoresiaorg/surly-bicycles-the-andy-corson-interview/) 

1997年ごろはクロスカントリーブームも終わり、何か別のことを探しているような時代で、ミネソタ州ミネアポリスから30マイル(約50km)ほど南に本社があったQBPの周りでは、シングルスピードのようなバイクを乗り回していたそうです。 

そこで多段変速のバイクをシングルスピード化できるように、ディレラーハンガーに取り付けできるチェーンキーパーのような部品の開発を始めました。その時にSurlyの初代代表となるメイシーが雇用されます。そして「1X1 Singleator2000」という製品名で世に初めてSurlyの商品が発売されます。この時はまだSurlyというブランドではなかったそうです。

その後本格的なシングルスピード用のフレームを製造し、販売されたのが「1×1 Rat Ride」です。のちに「Surly 1×1」と名称をかえ、一躍Surlyの名前が広く認知されるようになります。当時シングルスピードが現在のように広く普及していなかった時代に、新たな市場を開拓したブランドであったわけです。

当初のブランドの目標は3つあったとのこと。

1)Make stuff that’s fun to ride. (乗るのが楽しいものを作る )

2)Design it well. (楽しめるようによくデザインする)

3)And keep it affordable. (手に届くものであり続けること)

乗ることが楽しいバイクという理念のもと、誰もが手に届くバイクであるということが前提にあることがよくわかる標語だと思います。

自転車には様々な楽しみがあって、それをバイクメーカーが規定するのではなく、自ずがその楽しさを発見できる、作り上げることのできる意味でSurlyのバイクには可能性が無限に広がっているといえます。

ここまで簡単にSurlyのブランド誕生について触れてみましたが、ここから20年以上をかけていろいろなバイクが登場してきますが、それはまた別の機会でご紹介できればと思います。

さて、ここから当店でのSurlyの販売方法について少し書いておきます。Surlyの魅力を感じていただけて、乗ってみたいなという方で、あまり自転車歴が長くない方にとって、いきなり最初からフレーム組を提案したりするのは、なかなか難しいとは思うので、当店としてはまずは完成車を中心に販売します。その後、乗りながら、カスタムの提案を少しづつしながら、お客様の理想とするバイクに近づけていけたらと思っています。もちろん、最初からフルカスタムのご注文もお受けしますので、ご安心を。

またSURLYの取り扱いに伴って、カスタムパーツの取り扱いブランドを今後増やしていきますので、そちらも少しずつご紹介してきます。そちらもお楽しみに。