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Tag: Superfly 100 Elite SL

TREK WORLD 2013 レポート<第2回:MTB, Fitness bike, Dual Sports, Kidsbike編>

TREK WORLD 2013のレポート第2弾は、MTB、Fitnessbike、Dual Sports、Kidsbikeを中心にお伝えします。 2013年モデルのMTBで注目すべきは、やはり29erでしょう。世界中で年々そのシェアを増やしている29erですが、TREKもGaryFisher Collectionで29erを展開しています。特に、Superflyは「Apollo Project」と称された開発プロジェクトで、「Not Just Lightest, Fastest」を目標に徹底した軽量化が行われました。 Superfly Pro SLのフレーム重量は、最軽量の896g(公式数値。会場での実測では930gでした)、完成車で8.6kgとなっています。この軽さは、2012年モデルのMADONE6 SSLのフレーム重量に匹敵する驚異的な軽さです。 またSuperfly ALより上位モデルは、15mmQR仕様になっています。フレームが新しくなり、スリムに軽量化されたSuperflyシリーズ。実際に試乗したインプレを簡単にご紹介します。 試乗したのは、Superfly 100 Elite SL。2012年モデルと同じく乗り心地は抜群です。今年のモデルは圧倒的な軽量化で、登りも楽に登れますし、リアサスペンションもいい仕事をしていることがよくわかります。下りも同様にトレイルの状態を気にせず、積極的に突っ込んでいける「懐の深さ」がこのバイクにはあります。 個人的には、もう少しフロントサスペンションのストロークが長いものが欲しいところですが、それは購入後の楽しみに残しておくというのもいいのかもしれません。オールラウンドに楽しむことのできる最高のバイクです。 もう一台、Superfly ALにも試乗しましたが、こちらも「これぞ29er!」という乗り心地です。アルミフレームとしては、かなり熟成してきた感があります。またアルミフレームということもあり、フレームのことをあまり気にせず、バンバンとトレイルを攻めることもできるバイクです。将来的にコンポーネントやホイールなどをアップグレードすると、さらに楽しみが増えるのではないでしょうか。 26インチのMTBは、Fuel EX 8に試乗しました。2012年モデルでは120mmであったトラベルが、2013年モデルでは130mmに変更になっています。またフロントチェーンリングからチェーンが脱落するのを防ぐ「ISCG 05」マウントが付きました。スタンド・オーバーハイトが低くなり、バイクのコントロールが良くなりました。ブレーキにはABP (Active Braking Pivot)が採用され、ブレーキをかけたときにおこるサスペンションの硬化を防ぎます。試乗時に下り坂でブレーキをかけても、常にタイヤが路面をしっかりととらえている感じがよくわかりました。 クロスバイクの注目モデルといえば、7.7FX。2012年では展開のなかったフルカーボン製のクロスバイクが復活しました。MADONE 3シリーズのフレームやE2フォークが使われており、ロードバイクと比べると、ハンドルがフラットバーという違いしかないぐらいの構成になっています。ロードバイクに興味、関心があるものの、ドロップ・ハンドルやタイヤの幅の細さに不安を覚える方にとっては、ロードバイクの性能を活かしつつ、ロードバイク並みの走りが期待できる一台になっています。 7.5FXは、シートステイのところに他のメーカーより2倍の振動減衰性のあるIso Zoneダンパーが採用されました。2012年モデルでは7.6FXより上位モデルに搭載されていましたが、13年モデルでは7.5FXより上位モデルに採用されています。また去年までサドル裏面についていたFlexFormは今年から採用されていません。 7.4FXはカラーリングで2012年と違うぐらいで大きな変更はありません。また7.3FXは、リアが8速から9速に変更になりました。 デュラルスポーツ(DS)は、8.5DSのシートステイに振動減衰性のあるIsoZoneダンパーが採用され、より快適な乗り心地が期待されます。 子供用バイクには、2013年モデルから「kickster」というモデルが加わりました。道路交通法では、ブレーキがついていない自転車の公道の使用は禁止されており、Kicksterのご使用は公園や私有地に限定されます。子供のバランス感覚を磨くことができ、一時期メディアでも取り上げられましたが、TREKでも今年からラインナップに加わりました。 さて、2回にわたり、TREK World 2013の模様とニューモデルについてご紹介してきましたが、各モデルの詳細については、TREKのウェブサイトをご覧いただくか、店頭にてカタログをご覧ください。詳しくは店頭スタッフまでお問い合わせください。 TREK website