TREK World 2011レポート<第1回>

TREKの2012年モデル発表会である「TREK World 2012」に参加してきました。日本での開催はこれが初めてということで、2日間にわたり、2012年モデルの各種バイクのプレゼンテーション、試乗会が行われました。

プレゼンテーションには、特別ゲストに、TREK本社の開発担当コールグローブ氏や、マウンテンバイクを世に広めた伝説的な人物ゲーリー・フィッシャー氏が登場しました。今回から数回にわたって、TREK World2012の詳細をお伝えします。

第1回は、ロードバイクのご紹介です。2011年モデルでは、madone6シリーズより上位モデルに採用されていたOCLVカーボンが、2012年モデルからmadone全シリーズに採用されています。このOCLVとは、超高密度圧縮、低空隙率製法のことを指します。フレーム製造段階でどうしても空気が入ってしまいますが、この空隙率を1%未満に低下させる製法がOCLVです。空隙率を低下することにより、クラックなどをおきにくくすることができます。

2012年madoneシリーズに採用されたOCLVは、madone3.1がOCLV300、madone4シリーズがOCLV400、madone5シリーズがOCLV500、madone6シリーズがOCLV600とOCLV700になっています。各シリーズの違いは、使用するカーボン素材にあります。最上位クラスのOCLV700には、NATO加盟国以外には輸出が禁止されているHexslカーボンが使用されています。各シリーズのカーボン素材は、使用するものによって、対面積重量、剛性比重量、縦方向への柔軟性が異なります。

注目のモデルのひとつは、やはりフルモデルチェンジしたmadone4シリーズです。ボトムブラケット(BB)が90に大口径化されることで、BB周りだけでなく、ダウンチューブのフロント部分への剛性が、11年モデルより20%増加し、その一方で重量は150g軽量化されています。剛性の向上によって、ペダリングの力が推進力に変わる感覚がよくわかります。

実際に、試乗会でmadone4.7に試乗しましたが、BB90の採用などによって剛性が増したことで、ペダルを踏んだときの力が推進力に変わっていく感じがわかりますし、どんどんと加速していく感覚がありました。madone5シリーズに採用されているシートマストがない分、走行時の体への振動の伝わりは若干ありますが、依然乗っていて快適な状態が維持されています。

madone 4.7, BB90

ドライブトレインには、Shimano Ultegraをメインに、フロント50×34のコンパクト、リア11-28の10速の構成になっています。すばやく、スムーズな変速操作がとても心地よかったです。

ヘッド周りは、E2ステアリングコラムが採用されています。下側のベアリング径が1.5インチと大径化されたことで、フロントエンドの剛性があがり、パワーロスを少なし、さらに操舵性の滑らかさを実現しています。安定したハンドリングで、安心して乗ることができます。

重量は7.8kgですが、将来的にホイールをカーボン製にすることによって、さらなる軽量化を図れば、レースでもさらに戦えるバイクとなることに間違いありません。

次回はその他ロードバイクについて写真を中心にご報告したいと思います。店頭にはロードバイクが続々と入荷してきますので、ご相談ください。

jaJapanese
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